カルシウム(Ca)

猫の「必須ミネラル」。骨と歯の構成成分になることが知られているが、筋肉の収縮や弛緩、神経伝達、細胞分裂、血液凝固などにも関与している。
カルシウムの欠乏はもちろん過剰摂取も健康に悪影響となるため、過不足なく摂取する必要がある。なお、「ビタミンD」はカルシウムや「リン」の吸収を促進する。

主な働き:骨や歯の構成成分、筋肉の収縮や弛緩、神経伝達の情報発信、細胞分裂、血液凝固、酵素の活性化など
欠乏した場合:骨異常、痙攣、てんかん、いらだちなど
過剰摂取した場合:腎臓結石、ほかのミネラル(鉄、亜鉛マグネシウム)の吸収阻害など
主な給源:牛乳、小魚、大豆、緑黄色野菜など
体内で蓄積される場所:骨・歯(99%)、細胞(0.9%)、血液(0.1%)