古今東西、たくさんの人々を魅了してきた猫。それは偉人や有名人も例外ではありません。
彼らが残した猫に関する名言(迷言?)のなかでも、とりわけユニークなものをご紹介します。
Part.1 猫の美しさをたたえたもの
猫に関する名言のなかでもとくに多いのが、その美しい容姿を称えたもの。
ちょっと誉めるどころか「最高」「完璧」と賛辞した人も少なくありません。
01『ネコ科の一番小さな動物は 最高傑作である』
レオナルド・ダ・ヴィンチ (イタリア・芸術家)

出典/Wikipedia
ネコ科の一番小さな動物とは、もちろん猫のこと。
ルネサンス期を代表する芸術家に「最高傑作」とまで言わせるなんて、猫の美しさはやっぱり本物!
02『猫はこの世で最もセクシーで、 しなやかで、そして優雅な生き物だ』
キャロル・ローレンス (アメリカ・女優、歌手)

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ミュージカル「ウエスト・サイド物語」の名演技で、数多くのファンを獲得したキャロル・ローレンス。
猫はそんな大女優も羨むほどのセクシーさと優雅さを兼ね備えているようです。
03『この世には美的に 完璧なものがふたつある。 時計と猫だ』
エミール=オーギュスト・シャルティエ (フランス・哲学者)

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「アラン」というペンネームでよく知られ、偉大な哲学者のひとりに数えられているシャルティエ。彼は「猫と時計の美しさは文句のつけどころがない」と思っていたようです。
04『猫のいる家に 彫像は必要ない』
ウェズリー・ベイツ (アメリカ・芸術家)
アメリカで知られた画家のウェズリー・ベイツの一言。確かに、どんなに優れた芸術作品も、猫の美しさにはかないません。このような名言が生まれたのは、猫がおとなしく、じっとしていることも一因でしょう。
05『すべての猫は その部屋の中で 最も美しい女性だ』
エドワード・ベロール・ルーカス (イギリス・作家)
猫はその性格や曲線的なフォルムから、女性に形容されることがしばしば。イギリスが誇る名作家は、猫を最高の美女に例えています。これは猫が容姿だけでなく、身のこなしも美しいことが大きいと言えるでしょう。
Part.2 猫の気高さをたたえたもの
単独生活を営む猫は、他者の命令を聞くという概念がありません。
そんな猫の性質をユニークに表現した名言がこちら。
06『猫を飼うことはできるが、 支配することはできない』
ケイト・サンボーン (アメリカ・作家、教師)
19世紀中盤に活躍した作家のケイト・サンボーンは、愛猫家としても知られていました。確かに、猫は誰でも飼うことができますが、コントロールすることはできません。むしろこちらが支配されているような気も……。
07『猫は犬より利口である。なぜなら、雪の上でそりを引いてくれる猫を 8匹も集められない』
ジェフ・バルデス (アメリカ・起業家、プロデューサー)

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猫は犬のように仕事や芸をさせることができません。しかし、それは頭が悪いのではなく、むしろ「賢いから」とのこと。
08『猫のトレーニングは難しいと聞いていたが、 そんなことはない。我が家の猫は僕を2日でトレーニングした』
ビル・ダナ (アメリカ・コメディアン)
コメディアンらしいコミカルな名言……いや、迷言? でも、猫を見ていると、あながち冗談とは言いきれません。
09『猫の聴覚器官は、耳に入った人間の声をもう片方の耳から容易に出すようにできている』
スティーブン・ベイカー (アメリカ・作家)
猫は話しかけても知らんぷりしていることがよくありますが、そういうことだったんですね!
10『犬を飼うことはできる。 しかし、猫の場合は、猫が人を飼う。なぜなら、猫は人を役に立つ ペットだと思っているからだ』
ジョージ・ミケシュ (イギリス・作家)

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飼っていたと思っていたら、じつは逆に飼われていた!? 猫と暮らしたことがある人なら、思い当たるふしがあるのでは?
どれもユニークな名言ですが、的を射ているものばかりではないでしょうか。
発言者の猫愛が伝わってきて、ほっこりしますね。