炭水化物(可溶無窒素物)

「三大栄養素」の一つ。炭素、酸素、水素で構成される。消化酵素によって消化される「糖質」と消化されにくい「繊維質」に分けられる。
代表的な炭水化物は、穀類、イモ類、豆類などに多く含まれる「デンプン」で、エネルギー源になる。
デンプンの消化と吸収にはアミラーゼが大きく関わるが、猫は唾液にアミラーゼが含まれず、膵アミラーゼも犬の5%程度しか産生されないため、炭水化物を利用するのが苦手。ただし炭水化物をまったく利用できないわけではない。健康な猫なら炭水化物の量が35%程度(乾物)のドライフードを食べても問題なく、エネルギー源にできる。

キャットフードには炭水化物の割合が表示されていないが
「100ー(水分+粗たんぱく質+粗脂肪+粗繊維+粗灰分)」で求めることができる。