たんぱく加水分解物

肉や魚などの「動物性たんぱく質」や、大豆・トウモロコシ・小麦などの「植物性たんぱく質」を、塩酸もしくは酵素で「アミノ酸」に分解させたもの。アミノ酸にはうま味やコク味を持つものがあり、フードに使用すると嗜好性が高まる。
しかし塩酸でたんぱく質を加水分解する場合、「クロロプロパノール」と呼ばれる変異原性(DNAに変化を引き起こす)が生成される。人間の食品に使う場合、コーデックス委員会(国際食品規格委員会)により、クロロプロパノールは0.4mg/1kg以下という最大基準値が設定されている。一方、ペットフードに含まれるクロロプロパノールの最大基準値は不明。