猫の飼い主なら絶対知らなくてはならない「キャットフードの種類」

ホームセンター、スーパー、ペットショップなどでは、多数のキャットフードを目にします。大別すると、キャットフードは袋に包装された「カリカリ(ドライフード)」と缶やパウチなどに詰められた「ウエットフード」の2種類があります。
一見、どちらも猫の“主食”として与えることができそうです。
でも、ウエットフードは主食にできるものと、そうでないものの2種類があるので、これは猫の飼い主として絶対に知っておかなければなりません。

この中のどれが総合栄養食で、どれが一般食(目的食)なのかわかりますか?
答えは全部一般食!

このコたちは全部「総合栄養食」です。

主食にできるキャットフードは「総合栄養食」と表記されたもの。これと水さえ与えれば、基本的には猫が栄養不足になることはありません。

「総合栄養食」の記載があるものは、猫の主食にしてOK!

一方、主食にできないキャットフードとは、ずばり上述した「総合栄養食」の表記がないもの。
「一般食」や「副食」あるいは「目的食」などと記載されています。これらを主食にしてしまうと、猫が栄養不足になってしまう可能性があります。

「一般食」「目的食」「副食」といった記載があるものは、猫の主食にできません。

一般的に一般食や副食は総合栄養食より嗜好性が高い、つまり猫にとっておいしく感じられるように製造されています。そのため味にうるさかったり、食欲が落ち気味の猫にピッタリ。でも、栄養が偏ってしまうリスクがあるため、総合栄養食と一緒に与えなくてはなりません。

左が総合栄養食、右が一般食。一見すると見分けがつきません(現在のパッケージは変更されている可能性があります)。

総合栄養食と一般食や副食の缶詰は、見分けがつきにくく、ほとんどの売り場では区別されずに販売されています。
「これはうちのコが好きそう!」なんて思ったら、まずは缶詰やパウチなどの裏側を見て、主食にできるのかできないのかを確かめましょう。
ちなみにカリカリはどれも総合栄養食なのでご安心を!

カリカリのキャットフードは、全部「総合栄養食」です。