頭、顔、体、シッポなど猫はあらゆる部分をほかのものにこすりつけます。
これはマーキングと呼ばれる行為で、対象に自分のニオイを付けて縄張りであることを主張するのが目的。
また、みずからのニオイに囲まれることで、安心感を得ているとも考えられています。
マーキングは物だけでなく人間やほかの猫にすることも多く、これは愛情の印。
相手には自分のニオイを付け、自分に付いた相手のニオイは毛繕いをする時などに嗅ぎ取っています。
ニオイが出る腺は「臭腺」と呼ばれ、とくに顔の周りに集中しています。
臭線は皮膚を潤わせる脂を分泌する皮脂腺が変化したもの。
とくに顔周りに多くありますが、ツメや肉球、シッポなどからもニオイが出ます。